朝から頭痛があるとき。


朝、目覚めた時から頭が痛いことありませんか?

 

意外と患者様でも多いのですが、寝て休息をとったのに朝から頭が痛いんです、と訴えてくる方、結構いらっしゃいます。

 

その原因は就寝中の「歯ぎしり」「くいしばり」で頭痛が起きていることがあります。

 

「歯ぎしり」や「くいしばり」は起きている時は、意識的に力のコントロールをしていますが、寝ている時は力のコントロールを制御出来ず、奥歯で100kg以上の力で上下の歯を擦れ合わせたり、咬み合わせたりしています。100kgって10kgの米10袋分が、こんな小さい歯にかかると思おうと恐ろしですねー💦

 

だから歯が削れたり、欠けたり、時には砕けてしまうこともあるくらいなんですね(+o+)

確かに昔父親が「歯ぎしり」していましたけど、あのギリギリした音鳴らせって言われても、出来ない(+o+)

 

まあ、それだけの力が入っているので、当然頚や肩、顎回り、頭(側頭部にある筋肉は咀嚼する筋肉に関係あるので)の筋肉が凝ってしまいます。触ると鉄板のように硬くなっている方もいるくらいです。これ骨だと思ってました~と勝手に骨作っちゃってる方もいたりして…(笑)

 

そのくらいの筋肉の凝りを作るんですから、更に酷くなると、口の開閉が出来なくなる「顎関節症」や、頚や肩の「凝り」、「偏頭痛」など辛い症状が出てきます。

「顎関節症」は口を開けたら閉じないこともあったり、硬い物を食べるのが痛かったりと、それはそれは生活に不便なお口になります。

「偏頭痛」ももう何もしたくなくなっちゃうくらい辛いですよね!!!

肩凝りだって、過剰になれば吐き気がしたり、呼吸も苦しくなることだってあるんです!!

 

「歯ぎしり」や「くいしばり」の原因ははっきりとはわかっていないようですが、心理的な問題が大きく関わっているようです

 

実際、日中でも「くいしばり」は精神的状況により、「イライラ」や「緊張」、「悔しさ」、「焦り」、「悲しみ」、「不安」など心理的ストレスで無意識に噛み締めていることがありますよね。私も鍼治療で集中している時、顎に力が入ってくいしばっている時あります。「集中」という緊張ですね。。。本当ですよ~!!

 

このように心理的ストレスがあると就寝中にも、「歯ぎしり」や「くいしばり」をすることで、ストレスを発散していることがあるようなのです。逆に「歯ぎしり」や「くいしばり」をすることで身体に重大な症状を起こさないための行動の一つとも言えるかもしれません。

 

心理的ストレスは感情を揺り動かします。感情の高ぶりは気が上ります。考え過ぎは気を停滞させます。驚きは気を乱します。悲しみは気が消えそうになります。

気の変動と感情は密接に関係しています。鍼は感情から乱れる気をコントロールすることで身体へのストレスを鎮めます。心理的ストレス事態を無くすことは出来ませんが、心理的ストレスからくる気の滞りを解消または予防することが出来、その結果、「歯ぎしり」や「くいしばり」という行動を解消することが出来るのです!

 

 

一番は心理的ストレスの原因が取り除ければいいですけど。

なかなかそんなことは社会生活を送っている人にとっては無理ですよね。無理って決めつけたら無理じゃん!!って、そんな面倒くさい話はここではしませんが、対外難しいことです。

 

少しでも快適に、楽しく、1日1日を過ごせれば、人生は充実したものになる。

 

そのお手伝い出来るのが鍼灸業であります!!

 

皆様の生活に鍼と灸を。

 

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