OLをしたことがない私からすると、この時期よくお聞きするOLあるあるがあります。
「営業から帰ってきた男性職員が冷房を強くする。」
確かに暑い外から、急にオフィスに戻ると体感温度が上がって、暑く感じます。
でもずっとオフィスで過ごしている人からすると、充分に冷え切っている。
冷房の風が直撃する席の人はもうザ・ガマンの世界。(むかしザ・ガマンって番組あったよねー)
男性は女性と比較しても体温が高めなので、暑がりだったり、スーツも今でこそはクールビズになってからは半袖、ノーネクタイにはなりましたが、営業担当の人はお客様にお伺いするときは上着とネクタイをしていかれる方もまだ多いはずです。
会社の利益に繋がる営業部は職場において、力関係が大きいようで、暑い中外回りして帰ってきたのに、寒いから下げないでとは到底言いにくいようです。
暑がる男性陣vs冷え切った女性陣
汗だらだらの男性…
vs
冷え冷えで首肩カチカチの女性…
天然暖房か!と言いたくなる男性…
vs
天然氷の冷え性女性…
自己中、空気読めない人ほど設定温度を下げる男性…
vs
保守的、空気読んで自分だけで寒さ対策する女性…
これはもう戦いです!!
立ち仕事・デスクワークには冷房は本当に辛い時期です。
冷え切った身体は容赦しません!!
冷房の風は、寒邪・風邪が同時に入り込み、頚肩凝りが酷くなるだけでなく、頭痛も発生します。
冷えた身体に冷たい飲み物も内臓機能が弱くなります。
便秘・下痢・消化不良・食欲不振・頻尿など、内臓も血流が悪くなると元気じゃなくなります。
特に女性は生理痛も辛くなる可能性があります。
また、いまの季節湿気も多いことから、体内の水分も停滞気味。
水分は下に下がるもの。だから下半身が浮腫んで仕方がなくなります。
冷えて縮こまった血管や筋肉はリンパの流れを止めてしまいます。
酷いとくるぶしが解らなくなるくらい浮腫みますよね(汗)
めまいもこの湿邪が頭部に入って起こると言われています。
また湿度が高いと関節痛を訴える方もいらっしゃいます。身体を冷房で冷やすとさらに痛みは悪化します。
対策は冷え防止にオフィスでも温かい格好をするのはもちろんのこと、ちょっとした運動で筋肉のポンピング作用を利用して、血流循環を改善するのが望ましいです!
ふくらはぎの筋肉は第2の心臓と呼ばれているので、この筋肉をしっかり収縮し血液を押し出します。筋肉を緩めるとジワ~と血液が再び流れ込みます。これを繰り返すことでリンパの流れも回復して足に溜まった水分が心臓へと押し返されます。
オフィスでするには下図のように足首を動かすと良いですね!!
この運動をするとき、ふくらはぎの筋肉と脛の筋肉をなんとなく伸ばしたり縮めたりするのではなく、伸ばしている感覚、縮めている感覚を確かめながら各動作を5秒維持しながら繰り返すといいです。
立ち上がって膝のクッシング運動を入れるとさらに膝・股関節が動かされるので、溜まった水分を体幹へと返りやすくなります。
肩も肩甲骨から動かすように腕を回すと、頚と肩をつなぐ筋肉や背中の筋肉が動かされるので循環が良くなります。
10回でもやってみると意外と身体が熱くなってきます。
浮腫みが辛い人はお家に帰って、長めに湯船に浸かり、上がった後にじんわり汗をかくくらいがいいです!
さらに下図のように仰向けに寝て、手足を上に向け、ブラブラ運動も重力を使って水分を体幹に戻すので効果的です。
自宅ケアとしてお灸もいいですね!
下図のツボは浮腫みに使われるツボですが、身体の水分を流すのに関わる臓腑が、脾胃・腎・肺と言われておりますが、下肢から延びる脾胃と腎の経絡のツボを使います。
①中かん:みぞおちとお臍の中間点
②天枢:お臍から外側に指3本のところ
③気海:④の関元とお臍の間
④関元:お臍から下へ指4本のところ
⑤血海:ひざの皿の内側の上の角から、指3本分上に上がったところ
⑥足三里:ひざを曲げた時にひざの皿の外側に出来る凹んだところから指4本分下
⑦陰陵泉:すねの骨の内側を上になぞり、ひざの手前で窪んで止まるところ
⑧三陰交:内くるぶしのもっとも高い部分から、指4本分上に上がったところ。すねの骨際にあります。
⑨太谿:内くるぶしとアキレス腱の間で窪んでいるところ
⑩公孫:足の親指の付け根から指1本分下の延長線上にある、足の内側の側面にあるツボ
オフィスの戦いは守備もしっかりしておかなければ、勝つことは到底出来ません!!
ついでに言っちゃいますが(*‘ω‘ *)、そんなお身体に向いている当院のメニューは
スッキリ感が半端じゃないと噂になっております・・・(ホントだよー)。
水曜はフットケアの日。巻き爪、爪が肉に食い込んで痛い、痛くて靴が履けないなどはこちら→