皆さんはおしっこをした後、おしっこの色を観察していますか?
全く見ないで流している人や何気なく見てはいるが特に意識していない人など、様々だと思います。
体から排出される尿は今の体の状態が反映されています。
例えば、風邪を引いて熱を出したとき、おしっこの色は黄赤色に濃い色になったりするのに気付いたことあるのでは?
東洋医学では体に熱がこもっていると尿の色が強く出ると考えます。体の熱が強ければ強いほど、色は淡黄色から黄赤色と濃い色の尿となるのです。そして、尿量も少ない傾向にあります。
また、体が冷えていると逆に尿の色は薄く透明に近い色となり、尿量は多くなくとも時間をかけて出る傾向があります。
このことは熱の性質を考えると解りやすく理解できると思います。
熱は強ければ水分を蒸発させます。体で言えば、熱がこもっていると体の水分が尿になる前に汗や口からと水分が出て行ってしまうため、尿への水分が減り内容成分が濃縮されるため色が濃くなります。
風邪を引いた時、運動後の尿は色が濃いですよね!!
また、体が冷えて温まっていないと、体の中の活動自体が弱くなり汗をかいて熱を外に放出しないようにするため、体の水分は多く尿へと排出されるため、内容成分が濃縮されることもなく薄い色の尿が出るのです。
長時間、寒い外にいたり、夏でも冷たい物を飲んでプールに入って体を冷やすと透明に近い薄い色の尿が出ますよね!!
健康体でも尿の色は変化しています。こうした変化に気付き、体の熱を取るような食品を摂取したり、体を冷やしすぎているから体を温める物を食べたりと普段から気をつけることが未病を防ぐことにつながるのです。
皆さん、今日からおしっこの後はちゃんと観察してチェックしてみて下さい☆