もうすぐ春ですねー！！

桜が咲くの頃が待ち遠しいです。

そして私ごとではありますが、今年は更に大台に入る予定です。

そしてプレ更年期の時代に突入しております。

人間は生から死への過程として、

生（生まれる）→長（成長する）→壮（盛りを迎える）→老（老いる）→巳（死ぬ）

という生命のプロセスがあります。

生まれてからは、パワーもみなぎり、どんどん成長していきます。

そして成長の頂点を越えると、今度は衰退していくという道に進みます。

どうして衰退していくというと、

生命には生まれた時から、持っているエネルギーがあります。

それを中医学では「先天の精」と言います。

またそれを補うように、生まれてからは飲食や呼吸などを取り入れるエネルギーを「後天の精」と言います。

これは二つ合わさって「腎精」という。

腎と書かれている通り、中医学では腎の中に蓄えられていると考えられています。

人の成長は「先天の精」と「後天の精」の合わさった「腎精」に頼っているのです。

腎は腎精を蓄えているだけの臓ではありません。

腎の陰陽は「体全体の陰陽の元」と考えています。

体の中の陰は潤したり、滋養してくれたり、冷やす役目を持っています。

陽は身体を温め、邪気から体を守り、生命活動を行ってくれています。

この根本は腎にあるというのです。

しかし腎精は限りがあります。

成長のピークを迎え、衰退の道を辿ります。

それと共に感じる身体の症状が「老い」となります。

身体の機能が若い時と比べて、

運動後の回復が悪いな、食べ過ぎた後は胃もたれがするな、疲れがとれないななど、

外見においても、肌のハリがなくなった、くすんでいる、シワが出てきた、髪の毛にコシがなくなったなど、老いの現象は多岐にわたります。

その中でも女性は腎精が減っていくことで、

いわいる更年期症状が出てきます。

腎は陰陽の元とお話しましたが、

腎精が減っていくことで、陰陽の働きのバランスも崩れてくるのです。

陰が減ることで、潤いがなくなり、関節や筋肉が痛くなり、滋養する力も衰えてくるため、髪の毛のコシが無くなり、白髪が増えていきます。冷やす力が弱くなることて、相対的に体の熱が強くなり、ホットフラッシュのような症状が出たりします。

また陽が減ることで、気が上部まで昇りにくくなり、お顔がくすんできたり、お肌のたるみが出てきます。また温める機能が弱くなることで今までにない寒気を感じることがあるのです。

更年期の症状というのはこの腎精が減って起こる、

言ってみれば、人間の生命のプロセスに過ぎません。

だから、このプロセスに抗うというよりは、

こういう体に合わせて、

自ら体調を整えるように生活していくことが大事なのです。

自律神経を乱さないように生活リズムを整える。

適度な運動をして、末端まで行きにくくなった気血を行き届く様にする。

食事を怠らない。

しっかり休む。

心の休息も忘れない。

運動と食事に関しては、

時間がないという方が多いですね。

そうすると心の余裕もない。

この流れはすべてが停滞する悪循環です。

どこかで流れを変える必要がありますよね。

これは誰でもなく、自分自身が動いて変えていくしかないんです。

老いは受け入れなければならない現実があります。

それを受け入れて、自分自身が健やかに人生を全うするプロセスを作れるのは自分自身でしかないのです。

若い時より、

自分に対して時間をもっとかけてあげてもいいのではないでしょうか(^▽^)/

3月の休診日は下記になります！

5日（水）

12日（水）

19日（水）

20日（木祝日）

26日（水）

以上となります。

どうぞ宜しくお願いいたします。

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