先日、腎臓機能不全で長いこと、透析をされている友達が当院に治療にご来院!
久々の再開でしたが、透析されているとは思えないくらい元気でした!!
腎臓は身体の不要なものをろ過したり、血液中や体液中のイオンバランスを一定にたもったり、血圧を調整してくれる臓器でもあるため、生命に大きく関わる器官ともいえます。
そのため、腎臓不全の方は、食事管理・体重管理がとっても大切になります。
そもそも友達は、同じ鍼灸師であり、腎臓を患ってから身体の不調を良くするために鍼灸治療を始めたのが、鍼灸師になる切っ掛けになっています。
腎不全で透析されている方は、自己管理が大事ですが体調や気候やストレスなどでも、一般の人よりデリケートととなります。また透析後も急な血液濃度の変化でぐったりしてしまう人も多いようです。
そんな中、鍼灸で体調を回復させて、自らを鍼灸の道に行くほどになった友達は、余程の感銘を受けて、同じように辛い思いをしている人を助けたいという強い思いになったはずです。
治療は腰辺りにある腎兪・志室・命門というツボの周辺が冷えているため、そこに灸頭鍼(鍼の上にお灸を乗せて温める方法)で温めます。
その他も背部の左右差、冷え、張りなどの差を整えると身体が緩み全身の代謝が変わります。
また身体の水分代謝を良くするために三焦経のツボも使うと良いです!!
腎を患っているので、腎陽の助けとなるよう脾経も補います!
またシャント側の頚や顎周囲が痛みや痺れが出ることがあると言います。
これは患者様でないとお聞きすることの出来ない症状ですね。
頚や顎周囲の治療をし、お腹の冷えや張りも整え、治療終了。
友達も、色んな人に治療をしてもらっているので、治療後の結果が体調に反映しやすいと言います。私の治療が合えばいいのですが、、、。
後日、治療効果はどうだったか確認したところ、体調が良かったとのことでした!!
鍼をしている時から、この鍼いいね~、いいね~と調子の良いようなことを言っていましたが、本当に良かったみたいです(^^♪
鍼灸治療の幅は広いですが、なかなか透析されている患者様は透析以外の身体のメンテナンスはしていない人が多いというのが現状のようです。
一つに透析をするために週に2,3回と1度に3~4時間も拘束されているのにそれ以外でも治療として、時間をそこに費やすのも大変なことなんだと思います。
でも自己管理する以外にも鍼灸治療のように、メンテナンス出来る方法があるということが、まだ認知されていないということも現状でしょう。
友達が今元気で、活発に動けるように、病気になっても日常を快適に過ごせる人が増えるように、協力出来たら嬉しいですね!!!