好きで始めた仕事。
夢があって、
笑顔があって、
やりがいがあって、
楽しくて、
感謝されて、、、、。
好きで始めた仕事で、もちろん、やりがいも笑顔も楽しみもあるけど、
それ以上に、やらなければならない作業や沢山の仕事を抱え、時間に追われて、毎日頭の中がそのことでいっぱいで、自分のことも考える余裕がない方が時々いらっしゃいます。
でも、作業と時間に追われていると、だんだん仕事も楽しくなくなってくるんですよね。
何のために、この仕事をしているのか、、、。
誰かに喜んでもらいたいから?
人の役に立ちたいから?
成果を認めてもらいたいから?
または、
生活のため?
たまには贅沢に美味しい御飯を食べたり、
欲しい物を買いたいときに買うため?
老後困らないため?
でも、忙しすぎると人生の有限である時間が、その膨大な作業のために搾取されてしまう事で、
好きで始めた仕事でも、だんだん好きではなくなって、何のためにこの仕事を続けているのかわからなくなるんですよね。
先日は、忙しすぎて自分にストレスが溜まっていることさえも気づいてない方がいました。
お客様:「首肩が張っていたくなると、自分で首を揉むんですけど、その時何故かいつも咳が出るんですー。」
私:「○○さん、それストレスが溜まっている症状なんですよ。」
お客様:「えーーー!?」
私:「悩んだり、忙しすぎて余裕がなったりしてストレスが溜まってくると、気の滞りが起きて、
胸や喉に圧迫されるような詰まり感が起きるんです。それを咳払いして通そうとしてるんで
すよ。」
お客様:「そんなに自分がいっぱいいっぱいになっているつもりはなかったけど、そう言えば、こ
の間、泣こうと思ってなかったのに自然と涙がでちゃって…。」
私:「でも、残業して、休日も仕事を持って帰って家でも仕事して、時には休日出勤して。それだ
け時間に追われていたら、身体も心も詰まってきますよ。」
お客様:「そっかぁ…。ストレスだったんだ。」
職場の方たちが、とても良い方たちで、みんなそれぞれ抱えている仕事があって、その環境の中では、それが当り前で、自分だけがストレスだなんて言ってはいけないように思ってたり、自分より抱えているものが多い人を見てしまうと、自分はまだまだと思って、徐々に認識も誤認していくんでしょうね。
身体は疲れているけど、心はまだやれるはず、まだ気持ちは折れてはいない!
言葉選びにも、周りの方たちへの配慮が感じ取れ、本当に優しくって頑張ってしまうんだなとヒシヒシ感じました。
楽しくなくても、やりがいを感じられなくなってきてても、そんな事も振り返る余裕がなくなって。
でもお話の端々に辛さが出ていて、胸が痛かったでした。
心の無理に気付けたことで、仕事量が減るわけではないですし、状況もなんら変わらないと思いますが、ベクトルを自分の心に向けられたことで、何かが変わってくれたらいいなぁと思います。