今年の初めに、
母方の次男、
つまり叔父が逝去し、
相続いて、
10月の台風の時に母の姉の叔母がなくなりました。
叔母は母のすぐ上の姉で、
私が小さい時は、
従妹も年が近いという事から、
よく会って、
親戚の中でも近しい存在でした。
お料理が上手で、
母が作ったことないような料理を並べてくれるので、
遊びに行くのは楽しみでした♡
そして、
我も強いけど、
人一倍寂しがりで、
怖がりで、
なのに毒舌で(笑)
トークも少し盛っているよね~って言いたくなるくらい面白い叔母。
そんな叔母なので、
人の良いところも悪いところも、
凄い感じ取るんです。
私たちが気付かない事を気付くんです。
今年の初めに亡くなった叔父の通夜前に、
ご近所の方が、
叔父に会いに来た。
その時、叔母がご近所の方に、
私が姪であると説明がてら、
「この子はね、自分で学校行って、
鍼の免許を取って、
自分の店を持ってやってるんだよ。」
って自慢するように紹介した。
私は「え!?」って思いました。
だって、
そのことで、
私はそんな風に人に紹介してもらったり、
その事で、
「偉いね」
「よく頑張ったね」
とか、褒めてもらう事もない。
ましてや、
家族からも自慢や尊敬、
労いの言葉など言われたことがなかったし、
誰も私が辿ってきた、
得たものの経緯に興味がないんだなと思っていたから、
叔母のその言葉は衝撃的でした。
この人は私のこと、ちゃんと見てくれてたんだ。
そう思ったら、
本当に嬉しかった。
夢中でやってきたから、
さほど苦労とは思わなかったけれど、
立ち止まる事が無かったわけではなくて、
そんな時、
こんなに大変な思いをしなくても、
もっと楽してここを通過している人もいるのに…って、
人を羨んだ事ももちろんありました。
でも、
その時の感情の揺れなど、
叔母は知るわけでもなく、
なのに、
私の事を人に敢えて付け加えて紹介してくれた。
それだけで、
頑張ってきて良かったなと思えた✨
そして、
そんな小さい頃から親しい叔母の訃報を聞いた時はショックでした😢
叔母はそんなつもりで言ったのではないと思いますが、
言葉で思いを残してくれたんだと感じました。
この出来事で、
ちゃんと言葉にして、
感謝を伝えたり、
優れているところは褒めてあげたり、
素直に謝ったり、
美味しいね、
頑張ったね、
偉いね、
素敵だね、
なんでもいい。
ちゃんと伝えると、
相手は嬉しいんですよね。
こころがほわってするんです。
自分の存在が認められた気さえするんです。
そんな人の感情を動かせる叔母って凄いなって思いました。
これは、
叔母の遺言だと思って、
肝に銘じて、
実践していこうと思いました。
当り前のように出来ている人もいるけど、
なかなか恥ずかしくて素直に言えない人もいる。
でも、
ちゃんと言葉にして貰えると、
絶対嬉しいから、
勇気を出して言ってみて欲しいな。