自宅の花壇に去年植えたチューリップが咲きました☆
あの未曾有の出来事から1ヶ月以上が経ちました。
あの日、あの時間は調度お客様をお見送りしてちょっと一息入れようとしているところでした。
まだニュージーランドの地震が新聞の一面に載っている頃で、新聞を見ながらニュージーランドで亡くなられた方や遺族の思いを考えていたときでした。
その時、揺れたのです。
初めは単なる地震くらいに思っていました。
しかし、収まるどころか揺れが大きくなる一方。
冷静に冷静に・・自分に言い聞かせてまず逃げ道の確保をと思いドアを開けました。
そしたら、お隣のオフィスの女性がドアを開けて座りこんでいました。
その女性は妊婦さんです。
色んな不安がよぎります。何かの事態に私がしっかりしなければ!!
その後、余震が何度も襲い、しばらくお隣のその女性と一緒に過しそれぞれ待機すること・・・。
当院は大きな被害はなかったものの、その後の地震による津波の映像には恐怖を憶えました。
当院の前の本郷通りは見た事もない大渋滞。そして歩いて帰宅しようとする人々。
私も帰れない事を想定してコンビニへ食料を確保しに行きましたが既にお菓子以外の食べ物はなくなっていました。
何もかもが経験したこともない異様な光景でした。
私が受けた恐怖は東北の被害者に比べたらちっぽけなものでしょう。
しかし、衝撃と恐怖は忘れられない出来事になっています。
あの日の出来事をお客様や患者様とお話をよくします。
皆さん、あの日の過し方はそれぞれで怖かった体験をお話してくれます。
未だに余震が毎日のようにきます。
この恐怖や悲しみが薄らぐまでは時間がかかるでしょう。しかし、確実に薄らいできます。
でも薄らぐまでが辛いのです。今は、いつになったら・・・という思いの方が大きいでしょう。
でも、毎年、寒い冬を越えて花が咲くように気持ちも徐々に苦しみから解放されていきます。
その時まで時々止まりながら、時々振り返りながら、前を向いて歩いていきましょう。
そうするしかないのです。
だから、前を向いて・・・。