治そうという気持ち。


ときどき、初めてのご来店される患者様で、

目が泳いでしまっているが、助けて欲しいという訴えを強く感じる方がいらっしゃいます。

大抵、そういう患者様は自律神経失調か心の病を抱えています。

不安そうにお話をされるが、訴えも多い。

初めはそんな印象の方でも、治療を重ねていくと、

目の輝きが変わってくる。

話の語尾に力が出てくる。

真っ直ぐ顔を見ることが出来る。

不安を口にしなくなる。

神経内科に通院されている方で、大量の薬を処方され服用されている方も、

治療で「心の神」(中医学でいう心の神とは、精神・意識・思惟活動の事を指し、心には神を主宰する機能を持っていると考えます)がしっかりしてくると、

患者様本人が、自ら病と向き合うようになり、薬を断つ意識も生まれてくるようになります。

克服しようとする気持ち、治そうという気持ちが健全なものになります。

別にカウンセリングをしている訳ではありません。

自然と治療しているうちにそうなるのです。

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