さて、38年生きてきた中で、初めての鍼体験。
ぎゃー、さされるー。
とか、心の中で思ってましたが、まずは、とりあえず先生がざっくり背中を触って体調チェック!
「背中から腰がかなり張ってますねー」
ええー、確かにすごい猫背だけど、特に痛まないし、マッサージ必要とか思ったことなかったけどなあ。年に1回くらいやるぎっくり腰も、まあ、年のせいだろうと思ってたし。あ! 朝起きられないからという理由で、毎日ソファで寝ているのがいけないのかしら!
てことを先生に言ったら、「ソファで寝るのは、寝ている間に寝返りとかで、身体の自然調整をしているのができなくなるからダメ!」と言われました…。
腰とかも、慢性的に負担がかかってると、だんだんと痛みがマヒしてくるそうです。
へー(他人ごとのように感心している)。
ということで、首から背中、腰、ふくらはぎに鍼を打ってもらうことになりました。
チクッ
うお! きた! 鍼きた!
痛い! 痛…くない?
あれ?
鍼の入る一瞬は痛みを感じるのですが、あとはたまに響くくらいで、思ったよりも痛くない。痛い時は、「そこ痛いです」って言うと変えてくれるので、健康のために痛みを我慢しなくちゃ! ってことはありません。
私は、無痛治療じゃないとイヤだい! と、歯医者で駄々をこねて小児歯科の担当さんに回される、という経験を持つ痛がりの人なのですが、我慢できないことは全然なかったです。まったくの無痛かというと、そうでもないですけどね。
鍼を入れた後、しばらく経ってから外したところ…
腰が…痛い…。
なんだこりゃ、ぎっくり腰がきたか! という痛み。急にナニコレと、心の中でちょっとパニック。
そのまま、仰向けになって、今度は生理関係の鍼を打ちます。あと、気の流れをよくするとかで、足の親指の付け根と手にも。
また同じくしばらく経つと…うがっ、今度は右手人差し指+親指~手首近辺の筋が痛い…。
これって、マウス操作する時に負担がかかる部分じゃね…?
なんか、如実に自分が使っているところが痛くなるので、ちょっと怖くなったり。
そんなことを聞いてみると、「いままで緊張していた部分に鍼を入れて、緩めたから、本来感じるはずの痛みが出てきたんですよ」というお答えが。
そうなのね、これが本来感じる痛みなのねー。ってか、それがマヒしちゃってる身体って実はすごく疲れてるんじゃ?
なんとなく、自分の身体に申し訳ないような、経年疲労があっても押さえこんじゃう人体の不思議に感心したような、不思議な気持ちになったのでした。
最後に、窓いっぱいの外の緑を見ながら、ゴージャスなソファでお茶をいただいて、疑問に思ったことなどを先生とお話をして、おしまい。
あ、今出ている痛みは、数日経てば収まるそうです。
第1回の感想としては、「思ったより大丈夫だった!」でした。「大丈夫」って感想が大丈夫か? って感じですけども、もっと「痛い」とか「辛い」とか、なんか苦行のようなイメージがあったので…鍼灸やってる方たちには怒られそうですね(笑)
これなら続けられそう…。
と思ったら、なんか色々大変な感じに!